レビュー)#FlyingBear S1 #Klipper #3Dプリンター #開封の儀 #Aliexpress

投稿者: | 2025年5月11日

 やっちまった。確かにGhost5が故障して困ってはいたけど仕事じゃないんだから一定期間使えなくても我慢すればよかったこと。でもやっぱ最近の高速印刷な風潮を見ていると興味はあったわけで……

 てなわけで届きました! タイトル通りの新機種導入です。購入先は下記リンク(非アフェ)価格はクーポンとセールを組み合わせて、ななな、なんと! 破格の47000円程度 !! 同等機種の中では一番安いかもしれない。しかも別送でまだ届いてないけどカDIYカメラ付き。

 もしかしたら日本国内で使ってる人はいないんじゃないかと思うくらい話を聞いたことがない機種だけど、結局はオープンソースなのでどれも大差ないのでは? ってことは価格かサポート内容で決めるってことになるかもしれない。普通の人は国内販売していないのと、高額商品の海外通販にためらいを感じるんだろうね。

 でも高額と言ってもスマホより安いし、アリエクでは今まで数百回は買い物してるから抵抗感はない。一番心配なのは置き場所だよ。でかいからね。もし初期不良があったらって心配なら大丈夫だ。FlyingBearのサポートは回答も速いし投げっぱなしってこともなくて悪くないほうだと思ってるからね。

 それでは開封の儀を進めていきまっしょい!

 先に全体像を紹介するとこんな感じ。よくある CoreXY のエンクロージャー付きで変わったところはない? あるとすればこの帽子カワイイ。Ghost6 や Rebornって大型機はてっぺんがとんがっててそっちが良かったけどないものねだりしても仕方なし。なんとなくシルクハットの紳士的に見えてよくない?

 まず最初に扉を開けると付属品の詰まった発泡剤が入ってるので引っ張り出すべし。ここにはよくある感じでサンプルフィラメント、工具、ケーブル類などが入ってるわけだ。扉にはハンドルが付いてないのでここから取り出して真っ先に取りつけます。紙一枚ペラの組み立て説明書も入ってるけど特に必要なく簡単に取り付けできるでしょう。ねじ二本だしね。

 LCDも別部品として同梱されてるので、こっちも取りつけてやらんと何もできない。付属の六角レンチでこちらもねじ二本使って取り付けるんだけど、忘れずにケーブルを刺すべし。
 ちなみにロットによってはLCD裏にTFカードスロットがあるらしい。後々知ったけどなくても困らんのかは知らん。

 タイトル画像にある XYZキューブはなぜか同梱されてたんだけど、最初のフィラメントをセットしたときにその答えはあった。どうやらこの本体でサンプル出力したもので、品質は間違いないって証拠として付けてるんだと思う。確証はないけどたぶん間違いない。

 だってこうしてオレンジのフィラメント使った形跡があったからね。材質は多分 PLAだから、人によってはそのままにしてんじゃねえよ、とか感じるかもしれない。オレはおおらかだから気にしなかったけど。
 それよりもちゃんと印刷できていたマシンだから心配するなってメッセージのほうに好感を持っちゃう。なんってったって信者だからな。
 こんなレア機種は信者しか買わないだろうと自分でも思ってるわけだ。今なら国内でも買いやすい CoraXYがあるからね。オレも最初は QIDIの Q1 Proにしようと思ってカートにまで入れてたくらいだ。
 でも Elegooの Centauriも気になる。でも届くのがひと月以上先だったから決めかねてたんだよね。やっぱりこういうのは勢いが強い。いや勢いでこんなデカブツ買うなよと我ながら……

 とにもかくにも届いてしまったんだから使っていこうってことになるわけだけど、LCD画面ではできることは多くなくてシンプルな感じ。Klipper機はみんなそうなのかもしれないけど初めてだからわからん。
 ピンボケなのは置いといて、左上から印刷、隣がLEDのオンオフとか排気ファンの設定とかそんなの、左下に言語やWiFi設定とかそういう環境的なのが入ってる。
 右下も設定っぽい雰囲気だけどこっちはモーターやホットエンドとかの本体関連で、ホームへ移動とか上下左右にフィラメントセット、キャリブレーションオートレベリングとかできる感じ。

 電源を入れると初期設定が必要ってなって言語設定や温度キャリブレーション、レベリングとか勝手にやってくれる。これは便利なのか自由度が少ないのか悩ましいところだけど、時代はきっとフルオートなんだろう。ようはポン出しでも使えるって感じだね。

 そんな初期設定や LCDの操作については動画を撮ってみたので参考になれば。撮りっぱなしで編集してないから途中長くて退屈なところは飛ばしてくださいな。

 

 最後に印刷風景をちょっとだけ。まだカメラが届いてないから通しで撮ってなくてチラ見程度だけどね。めちゃくちゃ早いって感じはないけど、これは小物だからかもしれないし、設定詰めてるわけじゃないからかもしれない。結局早いのってスピードベンチーだけって話もちらほら聞くとか聞かないとか。

 届いて使い始めてから約ひと月ちょっと経ったけど満足度は高いよ。速度にも満足してて、復活した Ghost5と同じものを印刷したら一時間と三十分の差があったからやっぱり早い。ただ印刷開始までに毎回自分でホームへ戻さないといけないのと、印刷物をくっつけたままほかの場所に連続印刷ができないのはちと面倒かな。
 Ghost5ではビルドプレートの端に印刷して、次は反対の端とかヘッドがぶつからないところを探りつついくつも続けてプリントしてたからね。設置場所がちょっと離れてるからいちいち取り外しに行くのがめんどくさいわけ。

 PEIビルドプレートは接着性高くてのりづけとかしてないけど失敗率は低いね。たまに失敗するけど、どうもブリムなしやツリーサポートだと安定しないみたいだ。今はブリム5mmを標準として使ってる。

 それと関連して、スライサーCuraが使えなくて初めて OrcaSliserを使ってるんだけど、印刷設定やフィラメント設定等々の蓄積が役に立たずいろいろと覚えないといけなくてツラい。もう脳みそが固くなってる年齢だからなあ。
 それにどうにも不安定で、操作量がある程度増えていくと不正落ちしてしまって立ち上げ直さないといけない。設定は直前までのが残ってるし、直前に読み込んでた stlも復活してくれるんだけど、落ちないに越したことはないから原因を探りたいところ。

 Orcaは細かく設定できて優秀だって話ではあるけど、複雑怪奇でわけわからんってのが今んとこの感想。プリンターやフィラメント追加するときに親設定みたいなの選ばないといけないとか、プルダウンに使わないのが残っちゃうとか、微妙に性格とあわない部分があって不愉快だ。だから今は同じプリンターが二つ並んでるし、フィラメントにも必要のないもんが追加されたままになってるわけ。

 もちろん印刷設定も同じことで、品質別にだいたい四種類のプロファイルを作ってあってそれ以外使わないんだけど、それ以外にいくつもプルダウンに出てきてて邪魔なんだよなあ。これは Curaでも同じだったからまああきらめてるけど、 Curaの場合はプリンター設定が独立してて、フィラメントと品質設定は一緒だったからこっちに慣れてるってのもある。
 別々になってる意味あんのかなとも思うけど、確かにフィラメントの種類を追加するときは既存のプロファイルをコピーしてたから Orca方式のが効率的なんだろう。

 ってなわけで最後は本体と関係なくなったけどもまあ関連ということで。あとはカメラの到着を待ってタイムラプスとか撮ってみたいと思いつつ今回はこれにて

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