
StableDiffusionで遊び始めてからというものストレージの圧迫が激しい今日この頃。同じような境遇の紳士たちは多いことでしょう。
今までも足りないものは増やせばいいの精神でHDDをむやみに増設したりしてきたんだけど、過度な組み換え回数のせいなのか、いつの間にか SATAの 2.5インチ HDD電源端子が折れてたり、SSDの速度に慣れすぎて HDDはデータ置き場以外に使いたくなくなったりしてるわけ。
結局何が言いたいかというと、このご時世に増設するなら SSDに限るってことね。
でもいくら安くなったとはいえ HDDよりはだいぶ高いのが当たり前。当たり前なのか? 構造的にははるかに簡単だと思うんだけど、半導体の中でも高価な部類になるのかな。HDDのほうが高度な精度が要求されるだろうし、動く箇所もあるから高くなりそうなもんなのにね。
ってなわけで前置きが長くなったけど、今回は SSDを増設してみたってレビューです。しかも禁断の? 挑戦の? 中華SSDなのですよ。見せてもらおうか、大陸産SSDの性能とやらを!
購入したのは CUSU CV3500Q という聞きなれないメーカーの支那、いや品。少し先までを考えて博打にしては思い切って 1TBモデルを選択、しかし価格は衝撃の約 5300円!
いやいや破格すぎでしょ。これは容量詐欺にあってもおかしくないわーって思いつつ到着を待ってたんだけど、発送から着荷までも迅速で驚いちゃった。だって 10日で来ちゃったからね。
このためにマザーボードを変えたと言っても過言ではない、というか事実なんだけど、先日レビューしたマザーを選ぶ際には NVMeスロットが 2つ以上あることを絶対条件としてたわけだ。ってなわけで、マザーについてのレビューもあわせてみてもらえると喜びます。
んでこのマザーのスロットは片方がPCIe Gen4 と Gen3 が一つずつついてます。なので当然のようにシステム側に Gen4を使用しているから必然的に残りは Gen3になるわけだ。まあ SSD自体が Gen3なのでどっちでも一緒だとは思うんだけどね。
今回は StableDiffusionを使用しているドライブをそっくりと置き換えることに決めていた。なんといっても Checkpointを切り替えるのに HDDだと地味にストレスなんだよねえ。だからありあわせの SSDにインストールしてるんだけど昔の SATAな SSDだから速度はともかく容量が少なかった。
なのでサブ的な CheckpointはHDDへ退避させてるんだけど切り替えがとにかく重い。二軍たちはめったに使わないからいいっちゃいいんだけど、それでもたまの機会がやってくるとそりゃもう数分かかるんだからたまらん。
ちなみに起動バッチにこんな感じで付け足すと、標準のインストール場所と別パスに置いたデータを同時に利用できて便利。Checkpointだけじゃなく LoRAや TIなんかも指定できるから覚えておくよろし。
set COMMANDLINE_ARGS= --embeddings-dir "X:\StableDiffusionTools\warehouse\embeddings" --ckpt-dir "X:StableDiffusionTools\warehouse\models" --lora-dir "X:\StableDiffusionTools\warehouse\Lora"
取り付けはごくごく普通の SSDなので特に気にするとこもなくあっけなく完了。んでドキドキの起動だけど、期待していたような? なにかはおこらずあっけなく認識して普通にパーテーション作成、フォーマットして使えてしまった。
いや、もちろんいいことなんだけどここまであっけないと物足りないというか…… もしかして 500GBしかないかも、とか、空き箱が送られてくるかも、とか考えてたからねw
参考までに SSD-Zでの認識状態と CrystalDiskMarkの結果を貼っておきましょうかね。manifesture unkownなのがかろうじて数少ない面白ポイントかな。なんて思ったけど、メインで使ってる CFD販売の SSDも同じだったわ……


速度は公称 3650MB/sからしたらギリ詐欺くらいには遅い。同じスロットで別 SSDを試してないので問題なのかまでは判断できないけど、2021購年入の CSSD-EG1VNEは公称 3400MB/sに対して 3000MB/s出るからねえ。


それでも十分早くて引っ掛かりとか感じることもないし、何よりこの安さなので文句は言いっこなしってことにしとく。ちゃんと動いたんだからコスパは最高ランクでしょう! 早期故障とか寿命とか気になることもあるけど、それを考えだしたらきりがない。
それにオレは今まで電気製品が壊れたって経験がほとんどないくらい工業製品に愛されている男だからね。はっきり覚えてる自然故障製品は初期型 PS3くらいかな。PS2が動くやつでいわくつきのアレですわ。自分で壊したものは数知れずだけどマジでびっくりするほどモノが壊れないんだよね。そこだけ運が良くても困るが。
ってなわけで、大陸産爆安 SSDの評価としては 『買い』 としておきますかね。ただし速度は詐欺くさいってことと、寿命含めた早期故障等々のトラブルを引かない自信がある人ならね。一応三年保証らしいけどどこまで対応してくれるのか、そもそも店が存続しているのかとか不安要素は数知れず。
それを含めて海外通販を楽しめる人向けってことで今回はここらへんで〆