
先日のエントリで書きなぐった通り、愛用の FlyingBear Ghost5 が重症を負ってしまった件、修理をちまちまと進めております。なんせすべてが手探りだからなんもわからん、まったく進まん、失敗ばかりの日々ではあるけども、つらつらと連載の一つとして綴っていこうと思う。
よくわからないまま、マザーボードが壊れたと結論付けたわけだけど、もしかしたらモータードライバだけなのかもしれない。でも差し替えたら追加で壊れたからもうこれ以上試したくないってことで交換部品を手配したわけだ。
一応問い合わせはしたんだけどむろんメーカーの純正パーツはすでになく、やはりわかっていないままにチカそうなパーツを頼んでみたわけ。これが失敗だったのか成功だったのかはまだ定かじゃないけど、完全もと通りへの道はすでになく、半改造機へと進むしかなくなったってこと、なのか?
んで購入してみたのがこちらのマザーボード。おそらく業界標準、定番らしい MKS Robinシリーズから一番新しそうなのを選択。だけどこれは間違いのものだったかもしれないと今は思ってる。ちなみに TMC2209 とのセット品にしたんだけど、到着してみたらモニタは流用できなかったので再度手配したというね……
セットで買ったほうが安かったと思うんだけど、さんざん探した最安値なのであまりかわらなかったっぽい。合計で5000円弱ってとこだしね。どっちがいいかはその時のセールやクーポンを含めて検討してみるといいかもしれない。
物理的な交換は簡単で、ただ置き換えて配線をつなぎかえるだけでOK、なはず? でもここからが長かった。都合のいいファームウェアが最初から入ってるわけでも、すでに存在しているわけでもないってことに気が付いたのは届いてからというまぬけっぷり…… そんなわけでここから試行錯誤がつづくのだった。
最初にやったのは Visual Studio Codeっていうアプリケーションの用意。それにプラグイン的な奴をあれこれと加えて環境を整えたんだけど、この辺りはググればいくらでも出てくるので割愛。ってか自分で説明できるほど理解してなくて手順をなぞっただけだからね。
次はファームの元となるソースを DLすべし。入れるのは業界標準らしい Marlinってことで情報はいくらでも得られるだろうと甘く見てた。実際には日本語の解説はほとんどなかったり、機種依存だったりで簡単にはいかず。
もちろん Ghost5用の情報もあったけどマザーボードが Robin nano V2以下のが少量あるだけ。GitHubに V3のリポジトリもあったけど未完成なのかなんなのかわからんし、出来上がってたファームは V2か V1.x用らしくなんかいろいろ問題が出たので数日いじって諦めた。
気を取り直して Marlin公式の Robin nano V3用ソースを DLしてきていじくり始めたけどとにかくエラーがなくならずビルドが完了しないわけ。マジでなんもわからんで進めてるからとにかくエラーに沿って修正方法を調べていくんだけど、ちっとも出来上がらなくてぶん投げたくなる始末。
素のファームはビルドできるんだけどマザーやその他の情報を入れていくとすぐにエラーが出始めてうまくいかん。なんども DLし直してやり直すんだけどらちが明かないのでもっかい最初から Robin nanoのリポジトリや Wikiを確認しまくったよね。
そしたら Marlin公式とは別のファームソースがあることに気が付いた! んでそれを引っ張ってきて必要箇所を設定してあれこれなんどか試してるうちにビルド完了!
厳密にはなんか警告が出てるけど内容はよくわからんし、実機に焼いてからも実害が発見されるだろうからそこで改めて考えることにしてひとまず焼いてみることにした。


案ずるより産むがやすしって言葉もあるし、でももしかしたらこんな格言もジェンダーなんちゃらの餌食になってなくなっていくのかもしれん。女が産むことを強要されてる! とか言ってねw
それはともかく、あとは必要なファイルを TFカードへ突っ込んで電源投入してみるだけだ!
で、でもちょっとまったああー! ってほどのことでもないけどソース探しながら情報をあさってる時に Marlin公式で発見した解説に面白いものがあったので試してみることにする。寄り道だけは一生懸命なオレなのよね。
それはこの公式っぽいカスタマイズ用のサイト。これでMarlin の起動画面とかいろいろいじれるらしい。そうはいってもあっさりうまくいくことなんてやっぱりないわけで、苦労して全部のアイコンを変更したのは無駄になったことだけ先に言っておこう。
まあでも起動画面はちゃんとできたのでここに披露して自慢しちゃうよ! StableDiffusionで適当に作ったメイヤちゃんを表示するようにしたんだけど、これって電源投入時にしか出ないからなあ。うちの環境だと遠隔で電源入れてるから、なにか重大なトラブルでもない限り見ることはないかもしれない…… ま、まあこういうんは自己マンだからいいのだ。

作成サイトはこちら。使用画像のサイズは変更画面に表示される親切設計だけど、アイコン類はなぜかうまく反映されなくてぐちゃぐちゃになってしまってた。唯一 Backだけはモノクロの FlyingBearロゴがうまく表示できたんだけど、白黒だからなのか、余白が大きかったからなのかはわからない。余裕ができたら調べてみたいところだけど、きっと気持ちだけでやることはなさそうな気がする。

リンク先を開いてから LVGL UI customizationを進めばあとは直感的にすぐわかると思う。マジで試すのは簡単だった。ロゴとバックボタン以外はうまくいかなかなかったけどさ。興味があったら試してみよう。そしてうまくいく方法を教えてほしい……
こうして寄り道はしたけれど、ここで作成した assetフォルダをビルドしたファーム、それとMKS Wifiファームを一緒に TFカードへ入れて電源投入! 今度こそ本当に焼き焼きしちゃうぜ~
ドキドキの数分間ののち―――― さっきの起動画面が表示された後にちゃんと 3Dプリンターとしての操作画面が出たのでした。本当は何度も試してタッチパネルが効かないとか Wifi繋がらないとかあったんだけど設定が足りてなかっただけでしたね……
そんでもってとうとうこの日が! キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! curaからも無事に認識されたので光明が射したって感じね。とはいえまだ組み立ててないし、モーター類すら繋げてないんだけどさ。ここまで来たら勝ったも同然だろ。

というわけで現在はここまで。また時間を取って進めていくつもりだけど、正直せっぱつまってるってわけでもないのでじっくりのんびりのろのろと進めることになるだろうなあ。
だってさ―― この子がいい仕事してくれるんだもの@@ 詳しいことはまた後日、別エントリでね。

最後にアイキャッチ用のクマーキグルミなメイヤちゃんボツ集で〆






