レビュー)Kingroon KP3S #3Dプリンター プレミアムタイタン押出機アルミニウムダブルリニアガイドレール印刷スペース180x180x180mm

投稿者: | 2025年3月23日

 ご存じのように愛用していた熊ことFlyngBear Ghost5がそこそこ致命的な故障っぽいので大修理の予感…… 詳しくは一連のポストにつらつらと書いているんで、万一興味ある方いたら見てみてください。

  てなわけで修理パーツ待ちではあるんだけど、なんとなく手持無沙汰になってしまいそうな? 毎日使うわけじゃないけどないと不安になるくらいには趣味の一部として有効活用してたんだなあと、無くなってみて初めて気づいたって感じかな。

 そんなわけでやっぱり新しいのを導入しようかとあれこれ物色してて、BambuLabの A1 miniとかでお茶を濁してみるかなんて考えてたところで、例のあいつを見つけてしまったわけ。
 思い返せば熊の前に初めて買った3Dプリンターが無印のKP3だったのを思い出す。電源入れたら画面がおかしくなってて操作が全く聞かず、サポートを受けながらファームアップデートしても治らず結局交換に。
 二台目もノントラブルとはいかずとにかく動きが渋かったりがたつきが大きかったりして、最終的に完全返品を選択したってのが3Dプリンター初体験での出来事。

 その後後継のKP3Sが出て評判がいいのを横目に熊を使いまくってた。それが壊れたタイミングでまためぐり合うとは何の因果なのか。まあ腰掛程度でガッツリ使う気ははないんだけども。熊復活後はPLAやTPU専用みたいにして使おうかと考えてる。
 って! 明らかにすでに買っちまった体で話を進めてるけど、ハイ、買ってしまいました。未使用の棚卸品?アウトレット品を見つけてしまったのでつい魔がさしてしまったわけ。現在は品切れなので参考程度のレビューになっちゃうかな。

 箱から出して適当にくみ上げてさっそくプリントしてみたわけだけど、十分満足できる仕上がりに驚いちゃった。一発目で気になったのは、なんか知らんけどファンがめちゃくちゃうるさいのが難点かもしれないって程度かな。PLAは持ってなかったので付属のおまけフィラメントを使ったんだけど、多少の糸引きはあるものの余裕で及第点。技術の進歩っていうよりは、最初からちゃんと作っとけよって気持ちのほうが大きいね。

 Benchyにサポートつけちゃったのはちょっとしたミスだけど、上面が荒れ荒れだとか垂れてるとかも全然ない。ちょっとだけ糸引いてるのが気になるけどPLAってこんなもんだっけ? 数年ぶりに使ったから忘れたわ。

 それにしてもダイレクトエクストルーダーとリニアレールでワンランク上の装備なんだけど、フィラメントセンサーなし、ベッドはゴムシートってあたりの割り切りがすごいね。しかもこの形でさらなるグレードアップバージョンがあるってとこにもビビる。そこまでコストダウンをつづけながらこの形を作り続けてもそんな売れないだろうにねえ。

 やはりKP3シリーズは安かろうそこそこだろうってあたりを突き詰めていくのがいいのではないかと改めて感じた。品質さえそれなりなら入門編には悪くないと思う。
 このくらいのランクな3Dプリンターを小学校の教材にして、制作からプログラミングまでを覚えてもらうのもいいんじゃないかと思った。きっと富士通あたりなら文教タブレットとセットで20万くらいで作れるんじゃないか? 念のためだけどイヤミだからね?

 てなわけで4年ぶりのKP3はSになって全く別物になっていたってのがよくわかりました。在庫が限られるのが惜しいけど、見かけたら一台目に選んでみてもサブで追加導入してもいいかなと思いまッスル。

 ちなみに手持ちの都合が大きいんだけど、無謀にもABS出力を試してみた。左下の温度計でもわかるようにエンクロなし。かろうじてアクリル板を前に立てかけてるだけw上も横もガッツリ開いてるんだけどそれでも雰囲気温度は室温+5、6度くらいあるね。
 そしてしっかりとプリントもできてしまっているという。KP3S恐ろしい子! サブでもABS使えるとぐっと勝手がよくなるからうれしいかもしれない。ビルドプレートがチープだからどんどんいたんでいくのが珠に傷。そのうちガラスに変えよう。

 あくまでサブ機ということはメインを直す気はあるってことで、ボードを注文してみた。これで治るといいんだけどなぁ。純正はもうないみたいだから汎用のRobin nanoV3.1ってやつ。これに熊ファームを書き込むのだ。

 でも熊の復活もいいけど、やっぱ新し目のCoreXYな本体が欲しくなるのでしたってことで〆

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