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というわけで(どういうわけで?)第四回を迎えましてもうネタ切れ感が漂っているわけですが、普通に使っていたらそうそう何かが起きることもなく、無事これ名馬じゃないけど壊れでもしない限りは日々使ってます程度のレポートになってしまうのは当たり前かなと。
相変わらずフロントポケットはでっぷりと広がって邪魔ではあるんだけど、かといってフラップでもつけて狭くすると容量が減ってしまうから躊躇してしまってそのまんま。慣れればまあそれほど邪魔ってこともないのかなあ。
底面に取りつけたゴム足のお蔭で座りがよく、地べたに置いても簡単には倒れないのもいいね。

普段は腰ベルトへ突き刺してて、ベルト通しじゃないのは前回の通り。これは自分みたいに作業中は腰から下ろす場合に必須と言ってもいい。ベルトがワンタッチならそれでもいいんだけど、安全帯では無くて汎用的な、いやぜんぜん汎用的じゃないクライミング用のベルトを流用してるからね。頑丈だけど取り回しが良くない、でも軽いし、8環用の丈夫なループが付いててそこへインパクトを引っかけられるから便利に使ってますわ。
その改造して取りつけたベルトフック部分には、家に落ちてたでっかいカラビナを通してあってベルトからの引き抜きは楽々。装着するときはフック二カ所をベルトへさすからちょっと難儀するんだけどこれもだいぶ慣れてスイスイです。
ちょっとわかり辛いけど腰へ下げるまでも無いすぐ近くへの移動時にはカラビナを持ってテクテク歩くだけ。相変わらず一等地に手袋を指しているのを何とかしたいとは思ってるけど、あとはもうテスターくらいしかなさそうだし、引っかけるには一工夫しないといけないから微妙かな。


きっとメーカーさんの想定とはだいぶ異なる使い方なんだとは思うけど、専用に近い使い勝手の腰袋なんて存在しない業界だから自己工夫が必要なんですわ。客先宅内へ持ち込むからあんまり汚くなるようにも使えないわけで、デザインがいいってのは綺麗に見えるしありがたいことなのだ。
今時はちょっと何かあるとすぐクレームになる世知辛いご時世だからね…… 無精ひげすら危険だし靴下に穴開いてるとかマジヤヴァイ。同僚が汗かいてるって苦情貰った時は泣いた。
理解ある一般常識を持った皆様に置かれましては、人間動けば汗もかくし喉だって乾く。それでも暑さ寒さにめげずユーザーさんの在宅都合に合わせて午前中にカツカツとか、夜遅くの時間指定を何件もこなすとか、そんな業務を一人分として担当するサービスマンガいることを覚えておいてね。
労務規定? 残業? 個人事業主にはそんなもんねえぜ! もちろん社会保障もボーナスもないんだけど、なぜかサラリー受給者からは脱税しまくりで必要以上に稼いでるように思われて心外です。んじゃそれくらい稼がせてくれと小一時間……
最後は製品レビューと全く関係ない話になったけど、そんな業務を支えてくれるのはただの道具じゃなくて所持したり工夫したりする楽しさをもたらしてくれるヤツラなわけ。だからこういう遊び心のある製品は貴重だしありがたいんだよね。
各メーカーさんはこれからもいいものを提供してくださると嬉しく思います。でもカモフラとかアニマル柄とか好きな人ばっかじゃないし、使いづらい環境で仕事してる人もいることをちょっとだけ頭の片隅に置いておいてくださいませ。
今回で長期レビューは最終回になるかもしれないし、何かあればまた付け足すかもしれない。そんな余韻を残しつつ今回はこれにて。ではでは。
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