
クラフテルってのはカクテルでもドリンクでもないってことらしいけど、ようなソフトドリンクじゃね? 普段ならこんなもんに手を出すことは無いんだけど、近所のスーパーで三本100円だったので血迷ってみた。購入場所はBig-Aというローカルスーパーなんだけど、去年あたりにいつのまにかAEON系に買収されたらしく、店内ラインナップが様変わりして悲しい。
軽くネット検索してみたところ、特に評価している記事は無かったけど、現役ソムリエが飲んでみてどうこうってのは見つかった。でもまあステマくせえな。メーカーに提供してもらったら悪くはかけないのかもしれないけど、俺にはそんなこと無関係なので正直に書き殴って行こう。

一本目はコレ。薔薇フレーバーって書いといて、その後にラスベリー、バジルってのはどういう意味? つまり後者はフレーバーではないと? こういうのの作法がわからないので謎のままだけどまあそれはいい。問題は味だ。
まずい、もう一杯、とはならず二度と飲みたくない味だこれ。ラズベリーっぽい甘さ? ただの人工甘味料だと思うけど、まあフルーツ系の炭酸飲料って感じで、続く後味でバジルがくっきりと襲ってくる。開発者は絶対に味音痴だろうな。なんでこれにGoサイン出したのかわからないレヴェル。
世の中に多く存在しているまずい飲食物の中でも上位に位置することは間違いないだろう。これなら青汁のほうが味の想像ができるだけ大分マシに感じる。つまりこれは汚物。

二本目はこちら。グレープフルーツ、ライム、スペアミントでフレーバー表記は無し。つまりフレーバーとは何を意味していた? だけどラズベリーとバジルの組合せよりは大分わかりやすそうで期待が持てる。
と思ったのは浅はかだった。一口飲んだ瞬間、強烈な歯磨き粉の味と香りが口いっぱいに広がって、間違えて液体歯磨き粉を飲んだと錯覚するほど。これに比べたらチョコミントを歯磨き粉味だなんてとても言えないほど完璧な歯磨き粉だった。ちなみにオレはチョコミントは好き。
わずかにグレープフルーツの皮の渋みとライムのエグ味を感じるけど、スペアミントがすべてをかっさらって完全な歯磨き粉味を形成してくれる。歯磨き粉が大好きな人向け。つまり開発者は味音痴で間違いない。

最後の三本目はその名もHanamiだそうで、ライム、サクラの表記のみ。結局フレーバーは謎のままだし、材料表記を再確認する気も起きないのでもう知らん。
これは前述の二つに比べるとインパクトは薄かった。じゃあ旨いのか、飲み物として販売することが成立するのかというとまったくそんなことは無い。口に入れた瞬間に感じるのかライムのエグ味、そして後味として喉の奥から戻ってくるのはコンビニやスーパーのやっすい桜餅のパッケージに残った僅かな人工臭って感じ。
つまりインパクトはないけど後味の悪さだけは共通しているってとこ。花見の席でこれを出されたら嫌がらせだと感じるレヴェル。開発者は明らかに味音痴どころか味覚障害と言ってもいいから医者に診てもらった方がいい。マジで。
はっきり言って三本100円で売られるにふさわしい。いや、もっと安くてもいいんじゃないかってモンで、これの開発、製造、流通、宣伝にかかったコストは絶対損金として処理されているはず。部署は解体が相応しくGoを出した上司だか決裁者だかは窓際へ飛べ!
久しぶりにマズすぎるモノに当たり、食べ物への冒涜だと感じ腹を立てつつ〆