
年をまたいでしまいましたが、2024年最後の最後に購入したコイツを簡単にレビューしてみます。あんまり普通の人には必要ないと思われる品だし、エキスパートな方なら使わないのかもしれないと言うニッチな凄いヤツ。
簡単に言えばCherry互換キースイッチを分解して並べてグリスアップするのに便利な板っきれってこってす。はい、必要ないーってなるのが普通の人でしょうね。入手先はいつものごとくAliexpress、購入価格はクーポン込みで800円ほど。MSベースみたいな見た目の割には高い気がするね……
使い方は簡単で、まず右上のへんな凸凹にスイッチを押し付けるとバラバラになる。それを部品ごとに並べる区画があるのでセコセコと並べて置いて、必要に応じてチマチマとグリスを塗布するって感じです。
分解については下記動画を見てみてくださいな。スイッチの爪には二種類あって、どちらにも対応してる優れもの。動画のスイッチはホーリーパンダってタクタイルのやつ。このあとスプリングとステム下部にシリコンオイルを塗布して組み直しました。
なに? 意識高い系っぽな言い方だとルブって言うらしいけど、所詮オタクの中でも極まった方々の趣味なんだからカッコつける必要なくね? そもそもlubeって名詞だと思うしね。lubricationを縮めてるのかもしれないけどそれなら潤滑のが短くね?
それとlubeって言葉を使うスラングはエXX系のXーXョンXXイ等を指すこともあるので文脈には十分な注意が必要かもしれん。ステムが滑らかに動かせるように使う油ってことなんでまあそうだねってところ。
まあそれはどうでもいいけど、個人的にはシーパンをデニムっていうのと同じキモチ悪さを感じてキライ。同じような理由でVAPEって単語も極力使わないようにしてる。そんなことでイキって気分がいいなら好きにしてくれって感じだが。
どうでもいいことはまあこの辺で実践に。効果は素材とスイッチの構造によるんだろうけど無くはない。けど劇的に変わるようなスイッチはそもそも質が悪いのではとの疑惑をもった。ホーリーパンダみたいなPOMステムだとハナから滑りがいいわけで、それほど必要ない気がするね。でもスプリングのギスギス感が軽減されたようにも感じるので意味なくはないかな。
いつも使ってるキーボードにはクリッキーをチョイスしてるんだけど、こっちはいくら滑らかにしてもカチカチ言うから静音的な効果はもちろんなく、わずかに滑らかな押し心地になった気がしなくもないって程度かな。ちなみにkailhのspeed pale blueってやつね。
手持ちの関係でシリコンオイルを使ったんだけど、グリス系ならまた違う結果になるかもしれないし、こだわるならオイルやグリスの質を追及するのかもしれない。でもまあエンプラを浸食しないもんなら何でもいいのでは? 極端に言えばサラダ油やラードでもいいはずだけど、植物性や動物性は普通に腐るから長期間使用には向かないだろうね。
ってことは手近なものだとエンジンオイルとかチェーングリスとかになってくるのかな。でもわざわざ買うなら専用品が安心だよね。この辺りを突き詰めて比較検証するほどの熱意とうんちく語りの趣味はないので滑ればいいってことで。
ならなんでわざわざこんなもん買ったのさ、って思うでしょ? うん、自分でも思ってるw と実も蓋もバラバラにしつつ唐突に〆