今回は都合四回目、実質三回目のレビューとなります。今までの連載はこちらをご参照あれ。
まずは簡単に所感と言うか感想と言うか、まあレビュー? と言っても普通に使ってるぶんには可もなく不可もなくというところ。ただ見た目はカッコいいのでテンションは上がるくて良き。あと右利き用と言うことでななめカットになってるんだけど、これは別になんとも言えないかな。
右利きと言うことは右手で取り出すと言うことになるんだけど、そっちが高くなっててじゃまくね? と思った。最初は。でも屈んだ時には重力が働くわけで、するってえと高い方が反対の低い側と平行になってる気がする。だから取り出しやすいのかと言われるとびみょいんだけど、意味がないかと言われると意味はあるかなと思う。効果があるかと言われるとハテナマークとなるわけだ。でもカッコいいからいいんです。
そしてやっぱり懸念していたフロントポケットの過剰なふくらみは邪魔で仕方ない。もっと薄っぺらじゃないと狭いところへ入って行こうとしたときに期せずして引っかかりやがる。大きいから容量たっぷりってのは嬉しくないこともないんだけど、バランスが難しいのかな。ここを不満に感じるかどうかは個人差と現場環境が大きいとは思う。オレは狭いところも多いので微妙だけど、邪魔にならない時は容量の大きさは嬉しい気もする。
で、前回か前々回でも触れてるけど、今までよりも容量アップして収納量が増えて重くなったわけ。だからベルトに通した状態でえっちらと持ち上げて腰に巻くのが結構つらい。辛いは言いすぎだけど手ごわい。ワンタッチで頑丈で外れにくいベルトに変えると言う手もあるんだろうけど、どちらかと言えばやっぱり今までのように腰袋を後からポン付けしたいわけさ。
ツマリカイゾウダ!!
まずは頭の中で構想して組み立てていけそうな気がしたので必要な部材を揃えていざ。こんな感じのステーを曲げて、寸法間違えたのでまた伸ばして曲げてといい感じに現物合わせしていきます。こういうとこは適当な感覚派なのです。ちなみにこのステーはダイソー製でステンレスと謳われてる奴ね。でも磁石につくんでSUS400系って言われる奴だと思う。まさか鉄を嘘ついて売るはずもないし、質感は確かにステンレス。でも帯磁しちゃうと砂鉄や鉄粉がくっついたりするし、あんま好きくないが常々言うように、安さは正義なので妥協するのです。
さらにこのステーを腰袋の底面とねじ止めすることで、腰袋全体の荷重バランス改善を計ると言う、効果があるのかないのかわからないことを考え付いてしまった。つまり図解するとこういうこと。わっかるかなあ、わっかんないだろーなあ。いやわかるよね。本当は前面にかかる荷重もステーで受けてあげたかったけど、あまりやり過ぎると重量増で本末転倒ってことになっちまうんで程々にしておきました。
そのためにねじ止めするためのひと工夫ってことでナッターを使ってリベットナットを取りつけてやりやがりました。本当は4mmが使いたかったんだけど穴の大きさから5mmがピッタリだったから妥協。世界は妥協でできている。衆院選とかね。
そして5mmの小ネジが手持ちになかったし、買っておいたのは4mmだけだったと言う片手落ち…… でもそんなのは後からなんとかすればいい話。コーナン行けばいつでも買えるさ。
ナッターは自分で作ったのもあったけど、ステンレスのリベットナットを使ったから固くてフルパワーが必要だった。なのでABSでは耐えきれずどうにも無理で、つまり壊れたっス。仕方ないと言うかハナから使えと市販品を素直に引っ張りだしたわけですよ、こんなのね。相変わらずAliexpressは安すぎて怖い。購入価格は400円くらいかな。
んでこのステーが腰袋のポン付け仕様と何の関係があるのかという疑問が湧いてくるでしょう。湧かない? いや湧いてもらわないと話が進まないので湧いたってことで続きをば。用意したのは天使の羽。そう、セイバンのアレ、ではないけど似たようなもん。
M4の小ネジとロックナットでそれなりにガッチリとねじ止めしてやったのがその羽なんだけど、実は天使の羽じゃなくて飛行機だった。いやこれはマジの話ね。
以前からちょくちょく紹介してるように、オレは太古の昔から日立工機の電動工具を愛用してきてる。でも今は会社名がかわって飛行機になってるんだよね。本当はハイコーキだけど、HiKokiだから飛行機、でも公式はヒコウキじゃありませんってわざわざ言ってるくらいだし、きっと間違えられてると思う。
その飛行機の羽がこちら。つまるところインパクト等をベルトへぶら下げるための金具ってわけ。ステンレスだし肉厚だし結構な重さを下げること前提だしで、素材としてはピッタリだと思ったんだよね。でもなんか届いてみたら自分のと形が違ってて微妙にショックを受けてる。まあ安く済ませるために互換品にしたからね…… 仕方ないね……
純正品と互換品の違いはこちらを参照のこと。上が純正で下が互換品。200円x2節約のために余計な段差がついて来て邪魔になってしまったと言うオチが付いてしまいましたとさ。
これいっそのことインパクトから純正品を外して使えば良かったんじゃね? とこれを書いてるときに思いついた。やる気次第では付け替えるかもしれないし、特に不都合ないと言ってそのままにするかもしれない。あくまで気分次第。
んでもって出来上がったのがこちら。3mm厚ほどあるベルトがすんなりと付いちゃう。でもロックが無いからしゃがんだりした時には注意が必要だろうなあ。これを解決するためにはロック付きの留め具が必要になるに違いない。
わかりやすく言うとコレ。Tajimaのセフシステム付き腰袋が今回とほぼほぼ同じような造りになってる。でも俺のはベルトを通すこともできるし、天使の羽仕様だから荷重対策ができてて小学生でも安心。上に貼ったへったクソな落書きを見るとわかるように、赤線のところが荷重を受け持つ部分なわけさ。
それが天使の羽と同じように上方向へ立ち上がってるのが今回のポイント。本当はボブルビーのメガロポリス的な構造がベストだったんだけど、さすがにそんなウマイこと出来るはずもなかった。
参考にしたってこともないけど、セイバンの天使の羽と近くね? って思って確認に行ったりしたので参考として貼っておきます。ちなみにうちの子らもセイバンのランドセル使ってて六年間完走したよ。オレは五年目で壊したし、弟は四年からランドセル使って無かった気がするから六年間使った子はみんなエライ。これさ、あばれはっちゃくの影響だと思うよ、マジで。
そしてオレが使ってるカメラリュックはこちら。知る人ぞ知るボブルビー、過去の栄冠って感じで今は別メーカーになっちゃってるけど製品は同じだと思う。手で持つより背負った方が軽いと言う不思議なリュックですわ。
今回もレビューと言うかカスタマイズ紹介みたいになっちゃったけど、不満を感じてる箇所に手を入れたと思えばちゃんとレビューになってたはず……? まあまだ新しいのに切った貼ったするのはどうかと思うので、真似する人はいないと思うけどお約束の呪文を載せておきましょうか。
参考にするのは全く問題ないけれど、あくまで自己責任でお願いします。当方免責とさせていただきつつ〆 (※当記事中Amazonのリンクはアフェリエイトリンク、それ以外は普通のリンクです)
2024/12/10 追記
自分の使い方だと鳶職の御仁みたいにつけっぱなしってことが無くて、行く先々で外しておくことがおおいわけ。だから付け外しが楽になるように工夫したんだけど、さらには置いた時用の工夫もしてみた。
つまりこのために内部ステーにリベットナットを使ったわけなのです。でもね…… 重量バランス的に完全自立ってこともなく少し揺さぶると傾いちゃったりして微妙な出来栄えだった。でもまあ自己満足としては十分及第点ってことにしておくかね。