レビュー)Basicest 18650 充電器 QC3.0スマート急速充電器 4本 usb出力機能付き

投稿者: | 2024年10月22日

 家庭に数本は常備されているであろうリチウムイオン充電池。その高出力と高電圧は便利に使えば便利ですよね。でも充電器がそこらであんまり売ってないってのが難点でもあったりするかもしれない。だけどAmazonやAliexpressにはいくらでもあるわけで、今回はAmazon購入の一品を紹介してみましょ。

 当時の購入価格は2780円だったけど、今は大分値上がりして3580円らしい。いや高くなりすぎでしょ…… そう誰もが感じると思うので、値段に見合ったものなのかどうかレビューで判断してもらえれば幸いでございます。

 もちろん充電は普通に出来る、普通にはね。うちで使用しているのはほとんどが18650のリチウムマンガン、IMRってやつで用途は電子タバコ、いわゆるVAPEですな。本体で充電できるものが多いけど充電中は使えなかったりポートの場所が悪かったりするので電池交換するのが手っ取り早い。

 充電時間はなかなか早いかもしれない。入力はUSBなんだけどQC3まで対応してるってのは本当っぽくてちゃんと表示も変わって充電も早くなってる感じするね。使用に当たって不便さは感じないのがいいところ。

 もちろんごく普通の充電池はそれでも充電可能。9Vの四角い奴は無理だから普段使用している人は別の製品を選んだ方がいい。ギタリストとか? 良く使用されてるのは単三のAAと単四のAAAじゃないでしょか。

 単三電池型はまあいいんだけど単四は細いからおさまりが悪くて接触不良になりがち。なので3Dプリンターで治具を作って単三と同じ収まりになるようにしてる。写真の黄色い腹巻みたいなのがそれね。

 その写真をよく見るとわかるんだけど、単四を充電しているスロットの下の部分が茶色くなってるのがわかると思う。これは使い始めて少し経ったときに発生した錆なのだよねえ。おかげでこのスロットはまともに使えずばらして磨いて組み直す羽目になった。

 それと温度監視機能が付いているってことで右上に温度が出てるのがわかる。でもこれは明らかに電池の温度なんて測ってないしセンサらしきものもない。つまり基板上に実装されている環境温度というか充電器内部の温度を測っているに過ぎないってこと。端的に言って詐欺商品。

 それと容量測定機能との記載もあるから期待してたんだけど、これははっきり言って微妙だった。測定されるのは電池の容量じゃなくて充電した容量だけという当たり前の機能なわけ。これは詐欺ではなく優良誤認ってやつでありますなあ。完全放電してから充電すれば容量を知ることは出来るだろうけど、それをするとリチウムイオン系は痛むので推奨されないはず。

 きちんと測定制御をおこなって放充電する機能がついてるなら安い! と思って飛びついたのにまんまと騙されましたわ。それでもないよりはマシなのでどこくらい使っていたかの目安くらいにはなる。お陰で最近購入したVTC5が推定1000mAhだと言うことがわかったので…… 偽物販売業者は滅びよ!

 色々不満も文句もあるけど、もう三年以上使ってトラブルと言えば前述の三番スロットの錆と一番スロットの充電不可くらいで爆発したり火災になったりはしてないからまあ使える方なのかもしれない。ちなみに充電不良は内部配線ハンダ割れだった。これが他の端子に接触してたら火花散るくらいはあったかもしれん。

 総評としてはこの価格では到底お勧めできない。二千円程度ならまあ…… って感じだけど、もっといいものがあると思うので、コイツに手が伸びそうになったらこのレビューを思い出してください。Amazonなら買いたくないものを後で買うに入れておくだけで同じ物を選んでしまったときに気が付けるからおススメ。

 くれぐれもリチウム電池の取扱にはご注意をーってことで〆

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