今回はアーケードさながらのスティックとボタンを装備した、いわゆるアケコンってやつの名作です。購入先はAmazonで12000円ほど。今は値上がりしてるっぽい? コイツの品名末尾にエリートと冠しているようにパンピーな無印とはことなる優秀な点があるんですねえ。それがコレ。
なんと言ってもボタンとスティックに三和電子の部品を使用しているところがなんとも本格的。知らない人にはまったくわからないでしょうが、量産型アケコン界の最高峰とされていたMadCatz製品にも採用されているパーツですな。最高品質の部品であり業界標準でもある、いうなればボッシュの電装品のようなもの。マグネティマレリとは違うんだよおおお、ってよけいわからなくなりそう。ブレンボのブレーキキャリパーのほうがわかりやすいかも?
とにかく謎のノーブランド品が|蔓延《はびこ》り価格競争の激しい嗜好品的な物の中で、何十年もトップに君臨し続けているパーツだと言うことは間違いない。日本企業にはこう言ったメーカーさんが多くてステキ。自分の功績でもないのに自慢して鼻高々な番組や動画が流行るのもわかる気がしちゃう?
まあでもこれは製品レビューなのでいつまでも部品に目を奪われていても仕方ない。F300 Eliteとしてみればもちろんいいところばかりではありません。MadCatzのファイトスティックも所持していますが、向こうよりは大分シンプルで事務的な外見と仕様なのが少々つまらないところ。
例えば天板は一体型でカスタマイズなんてする余地がない。質感もそれなりで廉価版って雰囲気が漂うどころか胸張って主張してるほど。それでも底板は重みのあるそこそこ厚い鉄板が使われていて安定感もあるし、使い始めれば小気味好いレバーとボタンで腕が上がったように感じさせてくれるでしょう。
最大のネックはその価格。この価格帯ならQanba製品も買えてしまう。三和部品に大きな意味を感じないなら通常モデルを選べばいいけどそれでも一万円以上はするっぽい。ホリは使ったことがないのでわからないけどPS4以降にもそのまま使えることを考えると『今』『この値段で』MayFlash製品をお勧めする理由は無い。
接続に関してはPS3世代まででXBOX系にもそのままでは使えない。変換器は必要ないけど純正コントローラーを背面のUSB端子に挿す必要があるのは留意する必要があるでしょうね。面倒だし使用中に抜けると操作不能になるので。PCで使うのが目的なら考える必要はないです。
総合的には消極的おススメってところ。一万そこそこならお勧めですかね。
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