まず最初に言っておくことがあります。これを購入するまでのウン十年以上、ポリカ・ボネートだと勘違いしていました。正しくは、ポリ・カーボネートとのこと、間違えてたうっかりさんはこの機会に覚えておきましょう。。。
これは3Dプリンターのエンクロージャーとして使用するために購入しました。価格は300x450が一枚400円弱だったので多少と値上がりしているようですね。それでも大きさと性能から行くとコレ一択と言いたくなるほどコスパがいい。
断熱材としてよく使われるグラスウールや厚みのあるウールでは施工が大変で内外壁が別途必要になります。しかしこのポリカボードなら周囲を囲むだけでも十分効果がある。とは言っても、うちでは元々あった薄いべニアとメタルラックと100均のキッチン用銀色シートも併用してるんですけどね。
適当な造りなので晒すのはちと恥ずかしいですが、うちのエンクロージャーの全景を。天井周辺と正面はポリカーボネートです。本体がcoraXYで箱形状なのでその上面を全てポリカボードで囲っています。ピッタリサイズにカットしても余りを棄てるだけなのでちゃんと寸法取ってないのはご愛嬌。こんな状態でぴっちり密閉はしていませんが、プリントを始めると庫内温度は外気温+20度は軽い。夏なら60度超えるから前面のポリカーボネート板を開放するほどです。
3Dプリンター用途として見逃せないのは難燃性素材だと言うこと。耐衝撃性はあんまり関係ないと思うけど延べ板なら透明度が高いこともプラスポイントだと思う。現にこの写真では内部がきっちり見えているしね。
導入したてであれこれ試すのに常に稼働していた時期に作ったので不格好ですが、そのうち暇を見て作り直したいような気はしている(といって放置する者ばかりなのできっとなにもしない) 価格を考えるとホームセンターで売っているコンハ゜ネサイズが一枚当たり2000円しないのでコスパだけは最高なんだけども、そのままじゃ持って帰れないし店でカットもしてくれないので作業場のあるホムセンじゃないと手を出しづらい。
ちなみに加工はプラカッターが定番だけどゴツ目の作業用ハサミみたいなヤツでも余裕で切れる。プラカッターってのはこう言うやつ。凸凹してるからちょっとやり辛さはあるけど真っ直ぐ切るならプラカッター、多少歪んでも早い方がいいならハサミかな。どちらにしてもカット線を引くだけじゃなく定規は当てた方がいい。
とまあ加工は容易で見た目も悪くない、断熱効果抜群で軽量な素材をお探しなら真っ先に検討すべき。一般的な使われ方としては窓に貼って断熱、冷暖房効果を高めるなんてのが多いのかな。DIY好きな人なら知っていて損の無い材料だと思いますよ。
注意するとすればカット面が尖りやすくて手を切りやすいところとか? だからこそちゃんと手袋をして作業しましょう。プラカッターも使いなれてないと突然滑って危険だったりしますしね。安全作業で楽しくDIY!